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From Yuko to Keiko 7/31/1999 「Oxfordから(2)」 (Oxford)

From Keiko to Yuko 7/31/1999 「Re:Oxfordから(2)」 (Tokyo)

From Yuko to Keiko 7/31/1999 「Oxfordから(2)」 (Oxford)

Dear Keiko

昨日リスボンから帰ってきた。 今日はこれからロンドンへ。 念願の「オペラ座の怪人」のチケットが手に入ったので 息子とピカデリーサーカスで待ち合わせ。 娘はまた「キャッツ」が見たいというので夫とその他の人達と そちらへ。家族4人いつも一緒から解放されつつある。

リスボンのことはまたにして、昨日、帰ってきてメールを開けたら Hさんがあなたにメールを送ったとの話し。 ワーッ、本当にメールしたんだ!18日に会った時、ホームページを 読んで、えらく、お気に入りで、あなたにメールしてみようかなと 言っておられましたが、やっぱり。

でも一言、あなたのような知性の長けた人の前では無口になって しまうんですって。ご自分は感覚だけで生きている人間だからと おっしゃる。ホゥホゥホゥ、おもしろいじゃないの。 彼がHPやメールで あなたに接し、あなたのことについて何故そう感じたのか、ご自分の ことを何故そう思うのか興味のあるところです。

あなたも私も知性だけでも感覚だけでも生きていないと思うけど。 誰もそうだよね。どちらかにより長けていると言うのもわかる。 時によってどちらかをより鋭くして生きているっていうのが 現状かなあ。私は最近、知性が薄れてきて、感覚に偏る傾向はある。

さて、ロンドンへ。帰ってきてからメールを開けてみるのを楽しみにしています。 ちっともオックスフォード便りにならないね。パーソナルなことばかりで

From Yuko


From Keiko to Yuko 7/31/1999 「Re:Oxfordから(2)」 (Tokyo)

Dear Yuko

お便りどうもありがとう。

>リスボンのことはまたにして、昨日、帰ってきてメールを開けたら
>Hさんがあなたにメールを送ったとの話し。

そんなに驚くべきことかしらねぇ。どうも、もう一つぴんとこないのは、人は気 軽にメールのやりとりをし始めたりやめたりするものだから、どなたかがちょこっ と書いて下さるのは大歓迎だし、あなたがとっても驚いてることの方が驚きよ。

>あなたのような知性の長けた人の前では無口になって
>しまうんですって。ご自分は感覚だけで生きている人間だからと
>おっしゃる。ホゥホゥホゥ、おもしろいじゃないの。彼がHPやメールで
>あなたに接し、あなたのことについて何故そう感じたのか、ご自分の
>ことを何故そう思うのか興味のあるところです。

そお?だって、どう考えたって、私が「知性に長けてる」わけないでしょが。お そらくHさんは、言葉をぐだぐだ書き散らす人間に、あまり慣れておいでになら ない。(物書きのお友達や、作詞家は周りにおいででしょうが、私みたいにどう でもいいことをダラダラ書く人は苦手なのではないでしょうか。)そういう意味 では、こちらの方が恥じ入るわ。自分がすごくガチゴチの頭でっかちに見えて いるのかしら、と。

>あなたも私も知性だけでも感覚だけでも生きていないと思うけど。
>誰もそうだよね。どちらかにより長けていると言うのもわかる。
>時によってどちらかをより鋭くして生きているっていうのが
>現状かなあ。私は最近、知性が薄れてきて、感覚に偏る傾向はある。

それって、Sense and Sensibilityの相克なのかしら。私はどちらにおいても自 分がかなりcheapな人間だと自覚しているわ。だから、買いかぶられるとこそば ゆいし、実際日常的にそばで接しいてる人々からは非難囂々、ってことがよくあ ります。この年になって批判に晒されるのもなかなかしんどいものがありますけ れど、蒔いた種は刈り取らねばなるまい。「非論理的だぞ」 と叱られることが多いわ。(でも面と向かって直接言ってくれる人の存在はとても有り難いの。)それだもんで息抜きに、ホームページであれこれ書く のよ。あそこは私の解放区。人に読まれようが読まれまいが、私は書きたいこと を書く。あなたが歌わずにいられないのと、少し似ているところがあるのかも。 もっとも、私はとてもプロになれる器じゃなさそうだけど。

>ちっともオックスフォード便りにならないね。パーソナルなことばかりで。

いいのよ。無理して書こうとしなくても。私たちは、自然体で やりとりをするうちに、きっと何かを生み出せると思うから。あ、それからここ のところ私の反応が鈍かったのは、学期末の仕事に追われているからよ。まだま だ読まなけりゃならないレポートの山。またゆっくり書きます。

From Keiko


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